『SNS活用』に本気で取り組む施設が意識しておきたいKPIとは?

2018年11月20日

 

 

いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総研観光チームの白石でございます。

集客媒体として、『SNS活用』は必須。といわれる時代になりました。

□Facebook:2,800万人
□ Twitter:4,500万人
□ Instagram:2,900万人

3大SNSとして挙げられる上記サービスは国内で多くの消費者が利用しています。

しかし、実際の活用の観点から見てみると、
「更新が半年前から止まったまま」
「何を更新すればいいのかわからないので運用に失敗した」
「何を目標にすればいいかわからない」
こうした状態が垣間見える施設様もいらっしゃいます。

 
そこで今回は、改めてSNSを本格的に活用する際に意識していきたい、
売上構成の方程式、仕組みをご説明させていただきます。
尚、今回は宿泊・旅行との相性が良いFacebookにポイントを絞りたいと思います。
 
1.SNS時に意識するポイント
WEB・SNSの世界では売上がどのように構築されているのか?各要素をブラッシュアップするには何をすればいいのか?を知っておくことでSNS活用の理解度はぐっと深まります。
そこでSNS活用における公式を知っていただければと思います。
 
SNS経由での売上=①ファン数×②リーチ率×③リンククリック率×(④成約率)×(⑤成約単価)
 
(1)「ファン数」:自社のFBページにイイね!を押してくれている人
◆ 成果に繋がるSNS活用…ファン数を増やすためにファンを増やすことのできる広告を実施する

(2)「リーチ率」:ページのファン数に対する投稿リーチ数の割合
◆ 成果に繋がるSNS活用…リーチ率を増やすために集めたファンを分析する

(3)「リンククリック率」:リーチ数に対する自社HPへのリンクのクリック数の割合
◆ 成果に繋がるSNS活用…自社HPへの誘導を増やすためにFBでコンテンツを作成し、広告を実施する
 
 
2.Facebookの数値管理
企業ページにはインサイトという機能があり、見込み客へのアプローチ状況を把握する機能があります。
ここで、「ページのファン数」や「リーチ率」、「リンククリック率」を把握しましょう。

インサイトのボタンをクリックしていただくと。左側にナビゲーションが出てきます。
上から4つ目に「いいね!」カテゴリーがありますので、そちらをクリックしていただくと、今日までの「いいね!」の合計数を把握することができます。

また、上から7つ目の「投稿」カテゴリーをクリックしていただくと、1投稿ごとの「リーチ数」「エンゲージメント率(リンククリック率)」を把握することができます。

「ステータス」からFacebook広告に掲載するかどうかを選択することができます。
自店舗でイベントやキャンペーンを行うときは、広告掲載することでイベントの認知度が高まり、効果的です。
 
 
3.見込み客を来店させるための王道パターン
長期的なSNS活用はパターンと直近で成果が欲しいパターンでは運用の方法が異なります。
それを理解したうえで、Facebook広告の運用を行いましょう。

(1)自社ページの「イイね数」最大化
・まずは自社の投稿を閲覧する数を確保することを最優先の実施事項として、Facebook広告を活用。自社のファン数を増やす施策
・広告を実施して獲得する自社のページのファン数の基準は最低で現状+1,000
・自社のファン数が1,000を超えるようになると、1投稿あたりに約2,000ユーザーへリーチするようになる

(2)エリア×年齢特化型広告
・HPやサイトへ直接誘導することにより、より感度の高いお客様を誘導することができる
・年齢とエリアを細かく設定したFacebook広告を実施することで、無駄な費用や予算をかけずに販促をかけることができる
・ターゲット別に数値管理ができるので、自社商圏内における、人気のイベントや投稿内容を分析しやすくなる

 
実際に、ご支援先の旅館様では、「エリア+30代+時間帯配信」で広告を実施し、10,000円の予算で3組の予約を獲得しました。平均客単価が3万程度の施設様のため、販促比率は約5.5%。通常のOTAなどで販売する送客手数料よりも安い価格で売上を作ることができました。
 
Facebook広告を運用するうえでの流れを整理すると、
(1)まず自店舗で集客したいエリア・年代を設定し、その対象に向けて短期間×低予算広告を実施する。
(2)結果数値を他媒体での反響と比較して効果を検証する。
ことが重要です。
宿泊業界の場合は、エリアを自店舗から60分に絞ることによって、費用対効果が最大化します。
上記を生かしてFacebookの運用をしてみてはいかがでしょうか。
 
それではまたお読みいただければ幸いです。

 

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それではまたお読みいただければ幸いです。

 

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